ルドラの秘法

ルドラの秘法 レビュー

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ルドラの秘法  (SFC)



 スクウェアがスーパーファミコン末期に出したRPG。
 スクウェアの出したスーパーファミコンのRPGで、私見だが、1〜2を争う面白さを持った作品と思う。
 この作品の魅力は、ストーリーとそれをより面白くさせるシステムと言ったところだろうか。ストーリー、それこそ、小説にも漫画にも映像作品にもある。
 視聴者・読者はそれを追っていくだけとなる。しかしこのゲームは主役を3つに分け、それぞれが、独立したストーリーを歩み、一つの大きなストーリーを作っていく手法を行っている。
 勿論、そういう手法自体は、ゲームでなくても可能だとは思うが、現状、そういうのが一番向いているのはゲームと言わざる得ない。
 このゲームにはストーリー上、時間と日にちが存在している、そして、例えば、ある出来事が起こると、3つの視点で、その事態に遭遇するのだ。
 分かりやすく例(適当な例なのでゲームとは関係ありません)を出すと、遠くで何かが爆発したとする。その影響で津波が起こる。
 主役1は、津波の被害を受ける、主役2は爆発の原因を作った本人。
 主役1でプレイしている時は津波の被害遭遇し、一体何が? となり、主役2をプレイして何故津波が起こったのかわかる。となるのだ。
 こういう、複数の視点の面白さが、本作にはある。
 また、人間関係もこういう視点を用いる事でより面白くなる。実例で説明するため、ネタバレを含むがご了承いただきたい。
 主役1のラスボスがいるのだが、このラスボスが主役2の協力者だったりするのだ。こういう何とも言えない人間関係もまた、面白さを際立たせる。
 そしてスクウェアの作品であり、スーパーファミコンで末期に作られただけあって、グラフィック、サウンドもSFC最高峰と言って良いだろう。FF6と比べると、少し迫力の点で劣る気もするが、綺麗さは負けていないし、全敵グラフィックがアニメーションしアイドリングする。
 さらに、このゲームのシステムで見逃せないのが、言霊(魔法)が自分で作成するという点である。
 名前をつけるように、好きな単語を作り、そうすると効果が決まるのだ。
 早い話、パルプンテとつければ、何がおこるかわからない言霊ができる。つまり、一度作った強力な言霊は、次のプレイの時、最初から使える事になる。
 このゲームは、ドラクエやFFの魔法や呪文に対応? しているのか、同じ名前をつければ、ほぼ同じ効果の魔法ができあがる。
 また、法則性もあって、例えばナをつければ、複数形になったりするのだ。
 アクというのが、水の基本属性の言葉で、ナアクとすれば、水の攻撃を複数に行うようになる。
 このシステムのおかけでついつい、言霊の研究に明け暮れた時もあった。
 グラフィック、サウンド、ストーリー、システム、全ての面で最高峰と言える作品と思う。


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